AIを使えるのに、なぜ忙しいままなのか。
AI社員と事業を動かす、AIソロプレナー入門
スピーカー 株式会社リライトシステムズ 代表取締役 松本明久
AIを使えるのに、なぜ忙しいままなのか。
今日、手に入れる未来
その第一歩として、任せる仕事を一つ決めます。
今日越える、三つの壁
経営者が止まると、事業も止まる
使うたびに、自分が指示を出す
何を、どこまで渡すか曖昧になる
最後に、一人目のAI社員を形にする次のステップまで整理します。
スピーカー
株式会社リライトシステムズ 代表取締役
私も最初は、AIを使うたびに、自分が指示を出す側でした。
転機になった問い
AIソロプレナーという働き方
AI社員に担当業務を持たせ、
小さな組織のまま事業を動かす経営者。
「AI」「一人型」「アントレプレナー」を組み合わせた造語です。
「GPT-6 Astraを使えば、小さな会社を効果的に始め、運営できる。会社を持ちたい人には、各分野に天才級社員がいるようなものだ」Sam Altman OpenAI CEO — 発言要旨・日本語訳
掲載日:2026年9月7日 | 出典:Axios インタビュー
第一の壁
一人経営のボトルネック
全部が同じ人を通る
自分が止めている仕事を見つける
講師事例 変化の前
AIは便利でした。しかし、仕事の始点は毎回、自分のままでした。
変えたのは、AIではなく任せ方
広報、調査、管理を切り分ける
役割と提出物を一つずつ定める
公開や重要判断は人へ戻す
毎回、指示と準備が必要
人は確認と改善に集中
第二の壁
AIツール
AI社員
「一人、あるいはごく小さなチームに、驚くべきことを成し遂げられる大きな力が生まれている」Dario Amodei Anthropic CEO — 発言要旨・日本語訳
発言日:2026年5月6日 | 出典:Code w/ Claude 2026(10分53秒頃)
第三の壁
「よろしく」では、仕事にならない
仕事を任せる、五つの設計
何の担当か
何を見るか
何を守るか
何を出すか
誰が決めるか
自社事例 Re-SystemsのAI組織
点1つ=AI社員1名 / 青枠=Webチーム
自社事例 Webチーム 8名
01 DIRECTION
ウェブディレクター
02 STRATEGY
Webマーケター
03 CONTENT
コンテンツライター
04 DESIGN
ウェブデザイナー
05 BUILD
ウェブサイトエンジニア
06 REVIEW
クリティカルレビュワー
07 AUDIT
サイト品質監査担当
08 OPERATE
WordPress運用担当
自社事例 Webチームの共有知識
参考サイトの色・余白・書体・レイアウトを言語化
AIらしい既視感や、安易な装飾を共通で排除
冗長さと機械的表現を減らし、自然な日本語へ
松本の判断・好み・品質の合格ラインを蓄積
担当が変わっても、同じ品質基準から仕事を始められる。
自社事例 実案件をもとにした再構成例
自社実績の役割分担をもとにした運用イメージ
HUMAN
目的を示し、制作を依頼
MANAGE
全体統括品質監修
DIRECT
仕事を分解担当を束ねる
CREATE
吉田・田辺鈴木・森川
REVIEW
別視点で品質レビュー
↩ 人へ戻す ①目的・方向性 ②重要な中間判断 ③公開判断
同じ設計を、顧客対応にも。あまてらす株式会社 / シゲルさんの事例 / BEFORE
健康相談のたびに、基礎説明から始める。個別相談の時間が、同じ説明に使われていました。
PROCESS 01 知識と対話を、一つの仕事の流れへ
著書・セミナー資料・公開ページ
状況に合わせ、一般的な情報を返す
関連情報や個別相談へ案内
相談Q&A・音声は追加準備。医療判断・緊急対応は代替しない。
PROCESS 02 一人に、万能AIを置かない
AIシゲル
一般的な健康情報と
対話履歴の引き継ぎ
AI店長「にぎわいちゃん」
現状整理、改善案、
LP文章の下地
シゲルさん
市場感覚と個別事情を
踏まえて最終判断
AIの価格案が市場感覚とずれたときは、人が修正する。
AFTER AIシゲルで整理してから、個別相談へ
疑問点が絞られ、相談内容が深くなる。次の商品提案もスムーズになりました。
解決策の全体像
任せることと、手放すことは違います。
「すべてを自動化することが、私たちの望む未来ではない」Sam Altman / Jakub Pachocki OpenAI — 日本語訳
公表日:2026年6月8日 | 出典:OpenAI「Built to benefit everyone」
動けないのは、能力不足ではない
どこから始めるか決められない
外に出る事故を避けたい
全部変えようとして止まる
だから、最初は一業務・一担当で十分です。
一人目のつくり方。違うのは、誰が設計を担うか
費用は抑えやすい。学習と検証を自分で担う
社内に知見が残る。人選と育成が必要になる
専門性を借りられる。依頼と品質管理が必要
自社の業務を題材に、一人目を形にする
最初のAI社員を決める
今日の答え
人を増やす前に、仕事の持ち主を増やす。
次は、形にする段階へ
続いて、一人目をつくるための具体的な支援内容へ進みます。